国頭村は、沖縄本島の最北端、北緯26度、東経128度に位置し、東は太平洋、西は東シナ海に面しています。総面積は19,480haで沖縄本島全体面積の8.6%を占め県内5番目に広い面積を有しています。その面積の約84%を山林が占め、その恵まれた自然環境の中で、国頭村に住む人々は古くから自然に恵まれながら共生してきました。その豊かな自然は多くの生き物たちの生活の場所を保証し、動植物の多様性をもたらし、現在では「野生生物の宝庫」としての学術上貴重な地域となっています。また、令和3年7月26日に世界自然遺産に登録され、希少性の高い魅力ある村として国内外から注目されています。
国頭村には沖縄本島で最高峰の与那覇岳(503m)をはじめ、伊湯岳(446m)西銘岳(420m)が主軸をなす脊梁山地に多少幾多の山々が縦走し、これらを分水嶺として西海岸へは比地川、与那川、辺野喜川、東海岸へは奥川、楚洲川、安波川が注いでいます。安波川、普久川、辺野喜川にはダムが建設されており、水清く豊富な水量を有し、沖縄県の主要な水源地となっています。また地質(土壌)は、国頭マージ及び海生沖積土壌、古世紀石炭岩土壌、珊瑚石灰岩土壌から構成されています。
(昭和47年4月1日制定)
国頭村の「くに」を図案化し、山及び山林を表現し、村の地形と融和、平和、団結を表わすとともに産業、文化の雄飛発展を単純明快に象徴したものです。
(昭和47年4月1日制定)
作詩 船越 義彰
作曲 富原 守哉
1 彩雲に そびえつらなる
山々の 雄々しき姿
いざ高き 理想を胸に
羽ばたかん 若鷲のごと
はつらつと わが生れ島
国頭 国頭 わが村 国頭
2 父祖の汗 にじむ大地を
うけつぎし 誇りに生きて
たゆみなく はげむ日々こそ
明日の日の しあわせ築く
たくましき わが生れ島
国頭 国頭 わが村 国頭
3 真清水の 玉ほとばしる
大滝の 清けきごとく
人の和は 永遠にかわらず
花の輪も ひろがりゆくよ
美しき わが生れ島
国頭 国頭 わが村 国頭
4 辺戸岬に おどる潮は
限りなき 力のしるし
われらまた 力をあわせ
新しき 歴史、ひらかん
栄あれ わが生れ島
国頭 国頭 わが村 国頭
(平成21年8月15日告示第48号)
森と水とやすらぎの里“くにがみ”に住む私たちは、国頭村民としての自覚と誇りを持ち、平和を愛し人間性豊かな村民になるため、村民憲章を定めます。
この憲章は実践をとおして実現します。
わたくしたち国頭村民は、
一、自然を愛し活かした、豊かで活力ある村をつくります
一、花と緑に包まれた、優しい美ら村をつくります
一、きまりを守り、快適で住みよい村をつくります
一、夢と希望を育む、教育・文化の光る村をつくります
一、水とエネルギーに感謝し、資源を大切にする村をつくります
一、うるおいとやすらぎのある、健康で安全な村をつくります
種 類 | 名 称 | 指定年月日 | 所在地 |
重要無形民俗文化財 | 安田のシヌグ | 昭和53年5月22日 | 国頭村字安田 |
史跡 | 宇佐浜遺跡 | 昭和47年5月15日 | 国頭村字辺戸793、796、794、797番地 |
特別天然記念物 | ノグチゲラ | 昭和52年3月15日 | 地域を定めず指定する |
天然記念物 | アカヒゲ | 昭和45年1月23日 | 地域を定めず指定する |
与那覇岳天然保護区域 | 昭和47年5月15日 | 国頭村字比地長尾・同字奥間大保謝原 | |
安波のタナガーグムイの植物群落 | 昭和47年5月15日 | 国頭村字安波川瀬原1301の10 国有林76林班い小班に隣接する 普久川の河川敷 |
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カラスバト | 昭和46年5月9日 | 地域を定めず指定する。 | |
ケナガネズミ | 昭和47年5月15日 | 〃〃 | |
トゲネズミ | 〃 | 〃〃 | |
リュウキュウヤマガメ | 昭和50年6月26日 | 〃〃 | |
イイジマムシクイ | 〃 | 〃〃 | |
カンムリウミスズメ | 〃 | 〃〃 | |
ヤンバルクイナ | 昭和57年12月18日 | 〃〃 | |
ヤンバルテナガコガネ | 昭和60年5月14日 | 〃〃 |
天然記念物 | 安波のサキシマスオウノキ | 昭和34年12月16日 | 国頭村字安波 |
フタオチョウ | 昭和44年8月26日 | 地域を定めず指定する | |
コノハチョウ | 〃 | 〃〃 | |
イボイモリ | 昭和53年11月9日 | 〃〃 | |
クロイワトカゲモドキ (マダラトカゲモドキも含む) |
〃 | 〃〃 |
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ホルストガエル | 昭和60年3月29日 | 〃〃 | |
ナミエガエル | 〃 | 〃〃 | |
イシカワガエル | 〃 | 〃〃 | |
比地の小玉森の植物群落 | 平成3年4月2日 | 国頭村字比地小玉森49番地 | |
アマミヤマシギ | 平成6年2月4日 | 地域を定めず指定する |
建造物 | 義本王の墓 | 昭和58年3月31日 | 国頭村字辺戸405-1番地 |
天然記念物 | 安田のアカテツ保安林 | 〃 | 国頭村字安田115、133-1、193番地 |
史跡 | 伊地の遠見屋(とぅみやー) | 令和5年4月25日 | 国頭村字伊地 |
国頭村は現在20の集落で構成されています。
各集落では公民館を中心に特色ある地域づくりが行われています。
①住人数
②世帯数
③歴史・言い伝え・伝統行事等
※住民数・世帯数は現在の住民課調べ(令和6年4月末日)
①306名
②147世帯
③浜番所・豊年祭
①161名
②75世帯
③かたかしらのはなし・半地夏まつり
①128名
②63世帯
③ウンジャミ(海神祭)・比地大滝
①415名
②214世帯
③鏡地塩田・恋し鏡地大会
①502名
②274世帯
③奥間大綱曳き、国頭サバクイ
①296名
②127世帯
③金萬神社、福木並木
①1,373名
②692世帯
③世神之宮、辺士名大通り祭り
①105名
②53世帯
③国頭はべる小、水と緑の砂防モデル事業
①149名
②80世帯
③トーミヤ(遠見屋)、銅山の採掘
①151名
②84世帯
③ユナムンダクマ、与那節
①28名
②24世帯
③謝敷節、豊年祭
①65名
②37世帯
③サチのウイ、佐手の松下親家の話
①120名
②77世帯
③辺野喜節
①50名
②27世帯
③美女を慕った歌、エイサー夏祭り
①76名
②53世帯
③茅打ちバンタ、戻る道
①63名
②48世帯
③安須森御嶽、義本王の墓
①145名
②92世帯
③オランダイカリ、共同店
①87名
②49世帯
③考子新城物語、豊年祭
①155名
②93世帯
③安田のシヌグ、ヤンバルクイナの郷づくり
①156名
②91世帯
③安波節、サキシマスオウノキ