環境省から、遺産登録に向けた今後の進め方の可能性について協議を受けました。本協議に対する村長コメントを掲載します。
《村長コメント》
環境省からの協議を受け、我々としては、早期かつ確実な登録に向けた最善の方針ならば、共に足並みをそろえていく旨をお答えした。
北部訓練場の返還地については、順調に進めば7月中にも生物多様性上重要な地域が「やんばる国立公園」に編入される予定だと聞いており、このような状況も踏まえ、今後の進め方が検討されるものと思っている。
最も重要なことは、我らが「やんばる地域」の魅力や価値を後世に繋いでいくことであると考えているため、地元自治体として、足踏みすることなく、自然環境の保全をはじめとした必要な施策を進めていく所存である。
平成30年5月25日 国頭村長 宮城 久和
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界遺産一覧表への記載推薦に関する国際自然保護連合(IUCN)の評価結果及び勧告について
世界自然遺産の評価を行うIUCNの評価結果がユネスコ世界遺産センターから日本国政府に通知され、自然遺産の記載基準への合致が認められず、世界遺産一覧表への「記載を延期」することが適当と勧告されました。詳細については、環境省の報道発表資料をご覧ください。
本勧告に対する村長コメントを掲載します。
”世界に誇るべき豊かな自然を有する「やんばる」であるだけに厳しい勧告だと思うが、再度、国や県をはじめ様々な主体と協力し、示された課題をしっかりクリアできるよう、今後の対応を検討していきたい。
最も重要なことは、この「やんばる」を含む世界自然遺産候補地及びその周辺地域の魅力や価値を後世に繋いでいくことであると考えているため、引き続き、地元として、自然環境の保全をはじめとする必要な対策を実施していく所存である。”
平成30年5月4日 国頭村長 宮城 久和
<参考URL>環境省報道発表